エアコン冷え冷え作戦 (2006.08.31.up - 57500km)

私のルーテシア2/ph1/16vもついに7回目の夏を迎えました。 んでもって今年の夏は異常〜に暑い。
なんとかもう少しでもエアコンがよく効くようにと、知恵を絞って工夫してみました。


まず、外気導入口がどこにあるかですが、赤矢印に黒い樹脂の「雨どい状の雨よけ」があり、その下にフラップモーターと共に外気導入口があります。 このフラップモーターで外気導入と内気循環を切り替えています。
雨よけが装着されているのはフラップモーターやブロアモーター、そしてエアコン内部に雨が浸入しないための措置です。


グラスファイバーは、ガラス繊維。
バラバラになると目に見えないくらいの細かく細い針状の物体になります。
これを人間が肺へ吸い込むのは身体によくありません。
皮膚に刺さるだけでも よくないかもしれません。

アスベストのように何十年かして、重篤な病気になる可能性も完全には否定できません。
従って絶対に車室内への空気流入経路には使用しないこと。

で、この外気導入口がある、ダブルバルクヘッドの間の空間、灼熱地獄のエンジンルームとは前側バルクヘッドの鉄板一枚で隔てられているだけ。
なので、非常に高温になるエリアなのであります。

ということで、取り外し可能な黒い鉄板でできている部分をいったん取り外し、チューニングカーなどによく使う「遮熱シート」を貼り付けました。
この「遮熱シート」はグラスファイバーの表面にアルミフィルムが積層してあり、裏面には糊がついてるので、カッティングシートなどと同じようにハサミで好きな形状に切って裏紙をはがして貼るだけです。
(春日大社のお守りシール以外の部分が銀色になってますね。^^;)

黒い鉄板を装着した際、一応パッキンで隙間ができないようになってはいるのですが、そこはラテンの大らかさ(笑) けっこう隙間が空いてましたのでアルミテープで塞ぎました。

また、以前エキスパンションバルブからエアコンガスが以前漏れていた為(昨年修理済み) 隙間を塞ぐスポンジがガスでボロボロに・・・。なので今回適当な新品スポンジ(耐熱80℃のもの)と交換。
<ついでに、その1>
ETCアンテナは青矢印で示した位置に装着しています。
物干し竿(竹・木製)の保護に使う熱収縮チューブとプチルゴムで防水処置を施してあり、エアコンの熱交換器の上から、前方へ15度ねじったアルミステーを 超強力両面テープで貼り付けてアンテナ角度調整・位置決め・固定してあります。

<ついでに、その2>
ドアロッくんのフリッカブザーの設置場所も御開帳〜(笑)。 上の写真の左の方、コネクタのすぐ後方。2種類のブザーを設置。ハザードに連動して「ピヨッピヨッ」って鳴ります。

さて、上記の作業を終えて元通りに戻した状態ですが、画像左上端に「3つの穴」がありますね。
これは、走行中に外気が、外気導入口に入りやすくするための細工です。

この部分はフロントガラスの直前ですので走行中、車体上部で一番気圧の高い所。
ですので、こんな小さな穴だけでもかなりの勢いで空気が中へ入り込んできます。

穴の位置は前の画像の「雨よけ」の位置と合わせて、また、裏面には滴り防止のエプトシーラー(15mm幅)の隙間テープを貼って電気部品に水がかからないようにしてあります。

テスト走行。
車外温度計は37度を表示しています。

と、ここで!
予想もしてなかった素晴らしい効果が〜!
むちゃ車室内が静かになっています。
走っているとエンジン音がほとんど聞こえない。
なんとノーマルマフラーの排気音が聞こえるくらいです!

人間の耳は贅沢なもんで、その分、6分山のネオバのロードノイズがうるさく感じるようになりましたが。(笑)
しばらく走ってきて、スーパーで15分ほど買い物。
エンジン再始動後1分程度経った時点の画像です。 水温計は上がっていますね。

写真右寄り下のデジタルメーターは、左が温度計。右が電圧計です。
温度センサーはエアコン吹き出し口から約10cm程ダクトの中へ差し込んでいます。

今までは、このような状態だと ダクト内の温度は20℃以下になることはなかったのですが、今回の処置を施したら15℃以下に下がるほど外気導入でのエアコンの効きがよくなりました。うしし。

ちなみに、走行中・ファン「2」だと、温度が1桁まで冷えることも。外気導入でこの冷え具合、クルマがまだ新しかった頃を思い出しました。^^



<注意>
このページを参考に作業される場合は100%ご自身の責任のもと行ってください。
当方はトラブル・事故などが発生しても一切関知いたしません。




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