ステアリングホイールの交換・その3

穴あけ加工が完了した写真です。
ソケットがギリギリ通る穴とはこんな感じです。

次は新たに、ウインカーリターンピンを取り付けます。

写真を撮り忘れたので文章で説明しますが、前出のリテーナーホイール部分の外周内側には出っ張りが2ヵ所ある部分があります。
(エアバッグケーブルを12時の位置にして10時くらいの位置にあります。)
その2ヶ所の出っ張りのちょうど間にこのピンが来るようにボスに3.2mmの穴をあけタップでネジを切って4mm径のステンレスのビスをねじ込みます。緩み防止のためネジロック剤をつけておきます。
このビスがホイールの出っ張りにひっかかってステアリングの動きにあわせてホイールも動くようにするわけです。  この説明でわかるかな??

おっと、一つ忘れていたことがあります。
リテーナーを外すとその下にある歯車状のリング(何かのアジャスト用目盛がついてるやつ)が取れてしまいます。。
それを両面テープを使ってもとの位置に固定しておきます。
写真は新たに取り付けたリターンピンが突き出ているところです。
先っちょの赤いのはリテーナーホイールが樹脂製なので保護のためリード線の被覆を被せてあります。

再びピンボケごめんなさい。m(_ _)m

でもでも、ちゃんとソケットが穴を通っているのがわかりますね。(^^)

完成間近!! えーーー、このあたりから作業に没頭して写真撮影を忘れていました。

写真は加工したボスを取り付け、コラムカバーを元通り装着し、ステアリングを装着した完成図です。(^^;
ちなみにホーンの配線は赤(+)がホーンボタン裏の 平型ぎぼし に接続し、黒(−)はホーンボタンのスプリング部にネジ止めできる場所があるので、そこへ桑型端子などを使って固定します。

この車のオーナーさんはウインカーレバーのホーンボタンしか使わないとのことでこの作業は省略しました。
この場合、リード線の絶縁を忘れてはいけません。

<注意> とっても危険なこと。
おっと、大事なことを忘れていました。
ホーンボタンを取り付ける時、気をつけなければならないことがあります。

通常国産車の場合、ホーンボタンのスイッチ機能は
プラス電源⇒車に元々付いてるホーン用のリレー⇒ホーンボタンスイッチ⇒アース。となっています。
が、ルノーの場合
プラス電源⇒ホーンボタンスイッチ⇒ホーンへ。と、この中をナマの電流が流れてるということです。

通常日本で売られてるホーンボタン(NARDIやMOMOなどのステアリングホイールに付属してるものの多くも含む。)は国産車に装着することを前提にしているのでホーンボタンをはめ込むだけでボスを通じてアースをとるような構造になっています。

この様な構造のホーンボタンを使用してルノーの配線を接続すると、いったいどうなるでしょう?
答えは・・・・ホーンボタン部分で電気がショートして配線から煙が出たり、被覆が燃えて炎が上がることもあります。
これは非常に危険です。

一般に市販されているホーンボタンを使用する場合、アースをとるためについている金属バネ部分に絶縁テープを何重にも巻いて確実に絶縁するか、あるいは欧州車向けのホーンボタンを別途購入する必要があります。
お気をつけください。

ということで、この作業は絶対真似しないでくださいね。ショートして配線が燃えて車両火災が起こります。
車が全部燃えなくても断線して、ステアリング周辺のパーツをアッセンブリー交換しなくてはならないはめに陥ることもあるでしょう。
そのようないかなるトラブルが生じた場合でも当方は一切の責任を負えません。ご了承くださいませ。

いかがでしたでしょうか?

「なんじゃぁぁ、肝心なところがぜんぜんわからんぞ〜〜。」という声がよく聞こえてきていますよ。(笑)
ま、そのうち、どこかのイベントで実車をご覧になってくださいませませ。(^^;

♪と〜か〜くこの世は無責任(^^)/♪♪ 私の心の師、植木等の歌声で・・・・・

こりゃまた失礼いたしやしたぁぁぁ。

オマケとして、ステアリングホイールを外したコラム部の写真をお見せしますのでそれを見て細かいところはご想像くださいませぇぇぇぇぇ。 こちらです。


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