TE37のハブリング その2


リングの外周を削ります。最初はサンドペーパーを使って手でゴシゴシ削り始めましたがキリがありません。
そこでダミーのハブを作ってそれをドリルに装着。簡易旋盤をつくりました。
このダミーハブはたまたま家にあった64mmサイズのホールソー(穴あけ丸ノコ歯)で空けた穴の内側(捨てる側)が、
ちょうど60mm程度だったのでそれを使用。センターの穴に6mmの皿ネジを固定しドリルに装着しています。
素材はどこのお家にもあると思います。さてなんでしょう?? 答えは、プラスチックまな板です。使用した理由はたまたまそこにあったから。(笑)


笠を切り取ったリングをダミーハブにとりつけヤスリをバイトがわりにして削っていきます。
削りすぎると元にもどせませんから少し削ってはホイールにはまるかテストしてキチキチにはまるサイズに削りあげます。


いかがでしょう? キチキチです。
本来ハブリングを装着してセンターを固定することは4本のボルトだけで荷重を支えるのではなくハブセンターでも支えるということとホイールのバランスを最適にするためなのですが、元々このホイールは精度が高くリングを装着してない状態でもバランスは完璧でした。
しかしなぜリング装着にこだわったかというと、実は作業性のアップが隠れた目的なのです。
行きつけのショップではTE37はハブリング無しでもバランス・耐荷重ともに大丈夫とのことでした。


リングを取り付けたホイールを装着しました。まだボルトは4本とも締めていませんがちゃんと自立?しています。^^ ボルトが下に置いてあります。
国産車ならハブからハブボルトが出ていてそこにホイールを取り付けるのでセンターボアが合っていなくてもさほど不便は感じないでしょう。
でも、ボルトをつきさして固定する欧州車はそうはいきませんでしょ? このリングのおかげでタイヤ交換時の作業性は格段にあがりました。ボルト穴を探してゴチョゴチョしなくてもいいのです。修理に出す時なども高価なホイールに傷をつけられる心配も減ります。安心安心。


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