「ダイレクト イグニッション」の強化・「見た目重視版♪」('02.04.10作業)
さてさて、前回のお笑い系強化術、見事にウケをとれましたので今回は見た目も重視して作業しなおしました。
基本的な狙いは全く同じなのですが、電気のプロ「くまねこ師匠」にアドバイスをいただき「ちゃんとしたモノ」(笑)を作りましたヨ。
(参考:くまねこさんのHP・「野次郎のページ」)
まず銅線を巻く部分にアルミホイルを巻きつけます。 こうしてやることで「プラグコードにあたる部分」に対しての表面積が増え効果がより高くなるとのことです。 (コードとコードの隙間で損してた面積を補う) |
次にテレビのアンテナ線をばらして網線を作ります。 その端の方に5.5sqの銅線(裸線。巻きつける部分の外周ちょうど一周分の長さに切ったもの)を挿入し網線を引き絞って固定します。 太くなってる部分がそれです。この部分がプラグホールの周りのエンジン本体にに接触してアースポイントとなるわけです。 |
太くした方をプラグ側に来るように、この様な状態で巻いていきました。 一番太い部分がちょうどエンジンに接触する位の径になってるのがわかりますね。 くまねこさんの野次郎もアースがプラグ側に来るようになってたのでそうしたのですが私にはどういう意味があるのかはわかりません。。 Helpくまねこ師匠♪ 巻き方は。。。 子供の頃、踏ん付けて割ってしまった釣竿を修理した時のことを思い出しながら端を重ねて緩まないように固定したあと、シコシコと隙間なく巻いていきました。 |
巻き終わりも釣竿方式。 この様に結びつけしっかり締めて緩まないようにしておきました。念のため2回。 網線を使用したのでこういう固定の仕方がしやすかったです。元船乗りの私はロープワークは得意なもんで。(笑) 表面をテープで巻こうかとも思いましたが燃焼室のすぐそばで非常に高温になる位置なのでこのままの状態で装着しました。 アーシングキットで使っているグレーの超耐熱熱収縮チューブでも160℃が限界ですし。(しかも、この太さだと1mあたり3千円以上すると思います。) |
この作業を4個それぞれに施し、元通りコイルを装着して出来上がりです。
せっかく芸術的に巻いても表から見えないのが残念ですが。。(^^;
しかし私のモディファイって、表から見えないのがむちゃ多いですなあ。(笑)
試運転のインプレッション。
前回の「適当巻き」と比較すると全域でトルクアップしてる感じです。
特に1速に入れ普通に発進した時に感じるのですがスロットルをほんの少ししか踏み込んでないのにビューンと回転が上がってしまうのでもう少し1速のギア比が高いといいなあ。って思ったくらい。
タイヤをもう1サイズ直径の大きいのにしたら運転が楽になって便利かなあ。なんてね。^^;
路面が濡れてたせいもあるのですが、P7000に履き替えて初めて発進時にホイルスピンさせてしまいました。
今までこんなことなかったのに・・・。 右足に更なる理性が必要ですね。^^;
・追加・
ズボラ運転の時のインプレッション。
夕方の混雑した道路を4速で思いっきり低回転で走行〜さらに混雑してきて速度が落ちてきた時。
「さてシフトダウンしなきゃエンジンが可哀想だな。」と思ってタコメーターを見てビックリ。タコの針は、なんと1250回転の目盛を差していました。
今までですと1500回転くらいでもうノッキングしそうになってスロットル踏めない状態だったと思うんですが。。。。
ますます人間を堕落させてしまうチューニングとあいなりました。<わたしだけ?(笑)
まとめ
ちょっと真面目に締めくくり。
全域のトルクアップにより、今までよりも更にフレキシブルな特性のエンジンになりました。
どんな風に使うかはオーナーさんご自身で決められます。
ギュンギュン回して走っても静かでスムーズだし、ズボラに運転してもエンジンに文句を言われません。(笑)
あ、アカン。やっぱりお笑いになってしまってる・・・・。^^;
ついでに。。もしこのコイルを市販化するとしたらどんなネーミングにしようかなあ。なんて考えていたのですが。
ノ■ジーをもじって「速爺・熱巻線」などというベタなアイデアしか思い浮かびませんでした。(爆)
ところで 《 のろい=遅い 》 って関西弁???
02.04.12補足
この太い銅線を使用したアースポイントは、本来コイルがエンジンに直接触れていない部分を銅線を介してですが触れさせる為、部品の耐熱性に問題が生じる恐れがあります。もし万が一何らかの不都合が起きても当方は何ら関知いたしません。
(私の場合はもしこの部分が変質してしまって機能上差し支えが出たとしても自費で新しいコイルと交換すればいいか。くらいに考えているので装着・走行しております。)
何らかの手が加わった部品によって故障などが起きた場合、メーカーの保証期間内でも保証対象外となるでしょうからもし同様の加工をされる場合はその旨ご了承ください。
<注意>
いつも書いておりますが、作業は各個人の責任で行ってください。
当方はこのようなモディファイによって車両及び貴方や乗員に何らのトラブルが生じても一切の責任を負えません。