ワイパーうんちく '02.01.30

色々なところでルーテシア・クリオのワイパーゴムの交換について質問がなされています。
一般的なことで全ての車両に当てはまるかどうかはわかりませんが簡単にまとめてみました。
ディーラーで交換ゴムだけ売ってないよ〜〜。ブレードごと交換すると高くて。。。
などという内容がほとんどなのですが、ゴムの幅・断面が同じであれば他車用のゴムでももちろん使えます。
まず、ルノーの車に標準でついてくるワイパーブレードはボッシュValeoのどちらか。というのがほとんどです。

ボッシュのゴム
’00年ごろを境にそれ以前のブレードには幅6mm・台形断面のゴムが装着されています。
それ以降、日本でアフターマーケット用に販売されているものは幅6mm・長方形断面に仕様変更されています。
(’01年後半、輸入車用のみ幅8mmに変更されたとの情報もありましたが当方未確認のためご自分でご確認願います。^^;)

ご自分のブレードに付いているゴムの断面を見てみて、あとは量販カーショップで売ってる替えゴムを買ってきて取り替えるだけです。
ただし、幅6mm長方形断面のものは一番端の固定部分が軽くかしめてあるものがあるので、取り外す為にはラジオペンチなどで少々緩めてやる必要があります。
Valeoのゴム
Valeoは幅が7mm長方形断面で日本で一般的に販売されていないサイズのゴムです。
でもあきらめなくて大丈夫。ゴムが通ってるガイド部分をペンチなどで少しずつ幅をせばめて幅6mmにしてやれば市販の6mm長方形断面のゴムが使えます。
(ペンチで挟む時はウエスなどをかますとブレードが傷つかなくてよろしいでしょう)
(台形断面のゴムは不適)
ただし、この方法は金属製ブレードでしか使えない技です。

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◆Valeoのフロント用でも樹脂製のものがあるそうです。
 情報提供いただいた○2○さんありがとうございました。
 樹脂製では以下に記載したリア用樹脂製と同じくこの手は使えません。
 かといってリアと同じ方法もダメ。潔くブレード(骨)ごと汎用品に交換しましょう。
 その方が安上がりです。(2005.10.03.追記)
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リアの樹脂製ブレードの場合。わたしは6mm長方形断面のゴムを使用し、ゴムの両サイドの溝にはまっている金属ステーのみ元から付いていたものを継続使用して今にいたっております。

若干隙間が多く不安でしたが交換後かれこれ一年以上たちますが特に困った問題はおきていません。

ちなみにうちのルーちゃんのリアは長さ300mmだったはず。
でもここで裏技。
どうせリアはそれ程完璧に拭き取れなくてもいいでしょ?
だからフロントのゴムの交換した後のがまだそこそこ使えそうだったら、それをちょうどいい長さにハサミで切って使っちゃうんです。^^;
これで数百円のコストダウン。ういたお金で缶ビールの2・3本は買えます。(笑)
(これも台形断面のゴムは不適)


最近のワイパー業界の傾向
いろんなアフターパーツメーカーからワイパーブレードが販売されていますが、最近はほとんど幅6mm長方形断面に統一されてきていますね。
これは国産自動車メーカーの標準装着ワイパーブレードが何年か前からそういう方向に統一されつつあることによる影響だと思われます。

もし、ブレードごと交換するのであればどこのワイパーメーカーものでもかまわないんですよ。
取り付け方法はほとんどの製品がルーテシアのU字フック方式に対応していますから。
昔は国産各メーカーごとにいろんな取り付け方法がありましたが現在ではどの車もほぼこのU字フック方式になってきています。

お値段も近頃ではホームセンターなどで交換用ブレードが「全サイズ680円!」などという激安プライスで販売されています。
ゴムだけでも同じくらいの値段ですよね。悩むところですなあ。^^;

ちなみに有名メーカーのブレードでしたらルーテシア標準の525(530)mmのサイズで1000円台後半が多いようです。

ただ、やはり高速走行の多い人は浮き上がり防止スポイラー付のブレードがお勧めですので、この場合ボッシュやPIAAなど選択肢は限られてきます。
上記同サイズで、だいたい2000円台後半から3000円台前半で販売されています。

いずれにしてもディーラーで部品販売してもらうよりはお安いのでは?


さてさて、お役にたてましたでしょうか?


ご自分で作業される場合は必ず自己責任で行ってくださいませ。
このページで紹介した方法で万が一何らかのトラブルが発生しても当方は一切の責任を負えません。
あしからず。


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