ナンバー移設('02.07.08)

皆さんご存知の通り欧州でのナンバープレートは、日本のものとは違って横長な形状です。
ルーテシアも本来その横長なナンバーが付くようにフロントのデザインがなされているところへ日本仕様のナンバープレートが装着されているためラジエターへ走行風を導入するためのグリル(ダクト?インテーク?)が一部塞がれてしまっています。

3度目の夏を迎えたうちの金色、最近走行後エンジンを切ってからも長い時間電動ファンが回ったままになる頻度が増えてきました。
ということで、それを解消するべくナンバー移設を行いました。

 いきなり完成図です。(笑)

できるだけフロントの重量増加を減らすため元付いていた位置にある穴(大小5個)を隠す化粧版も厚さ2mmの樹脂板で作り、とりあえずステッカーを貼ってみました。(^^;


 以前はこんな感じでした。
 顔つきとしてはこちらの方が男前だとは思うのですが・・・。


ちなみに、表から見える部分には一切手を加えず、見えない部分に穴を開け、軽量なアルミステー(3ピース)を自作して取り付けました。

たいていのショップではバンパーの正面に穴を開けて、元からついていたナンバー取り付け台座をリベット留めして移設しているそうですが私は商売じゃないから、やっぱ作業効率よりも美しさや後々の事も考えて見えない位置からステーを介して装着する方法を取っております。
(*注意*このバンパー裏にはフォグランプの配線が通ってるのでうかつにドリルで穴あけしてはいけません。だからマネしないように。)

現在までRS(フェイズ1)2台に作業経験あり。
ステーの作製は完全現物合わせのワンオフ物。
(オーナーさんの好みに合わせて移設位置を決めるため。)

でも。。。できれば私に作業頼まないでね。(笑)
一個一個車両を前にして手作り。その上固定方法がバンパーの裏なので、ずぅぅぅっと奥底まで手を突っ込んで・・・。当然目視できない位置なのでギュッと目をつぶり、心眼でもって装着作業を行うため、むちゃ時間かかりますし腕も傷だらけになります。^^;
だから工賃ムチャクチャ高いっすよ。(爆)


<インプレッション&質問に対する回答> (ナンバー移設に関する論理的説明〜〜)

 (BBSメカニカのレスを抜粋)
我が家から京都市内往復で確認してみましたが、
以前はいつでもどこでも水温計の5個目の●の所を指していたのが
渋滞時で半目盛、5速巡航時で1目盛下がりました。


今までどんな走行状態でも水温が変わらなかったということは
日本のナンバー装着状態では走行速度が上がっても前面からの空気流入量にさほど変化は無かったということの裏づけになりますよね。
バンパー下縁からほんの5cmほど出てただけですが、空気と言うのは粘性があるので、その5cmに引っかかって方向が変えられた空気がきっとバンパー下(ラジエターグリルを通り超えたあたり)まで空気の壁を作って真っ直ぐやってきた走行風がグリルに入るのを邪魔してた可能性が高いです。
(速度が上がる程、その空気の壁の範囲は広がる。)
渋滞時でも下がったと言うことは電動ファンによって起きる吸い込み空気流程度のモノにも影響があったということにもなりますね。

ということは、前方からまっすぐ入っていた面積と言うのは正面から向かって左側はほとんど無し。
右側の幅15cm位のものじゃないでしょうか?(速度によっても変わってきますが)
後は乱流としてラジエターに当っていたということになりますから、それだけ冷却効率が低くなってたということなんでしょうね。

現在の位置だと向かって右側の幅40cm位は有効に使えていると思われます。
空気の流れって目に見えないものですが、私その昔空力関係の業界に携わっていたので普通の人よりは見えるほうなもんで。。。^^

何より速度が上がると水温が下がると言う、ごく当り前の現象が起きただけで精神衛生上非常によろしい結果でございました。むふふ。^^


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