この後、もっとちゃんとしたモノを製品化いたしました。('02.07.26.)
「参照ページ」
現在は私も製品版と同じ素材&仕様で製作したものを装着しております。うしししし。^^;


見えないエアロパーツ(フロント部フラットボトム化)00.11.20


以前の愛車トウィンゴでも効果抜群だったフロントアンダーパネルを作製しました。
2000年8月、浜松のオフ会へ行くためにノーマル空力状態のルーテシアで高速道を長時間走行した際、見えないエアロパーツ付トウィンゴと比べて高速直進安定性がかなり悪く運転が疲れました。
この事が「こいつもフラットボトムにしよう」と思ったきっかけなのです。
使用した素材は今回も「発泡エンビ板(3mm厚)」。丈夫で加工しやすく安い。なんともありがたい素材です。(ホームセンターで450×600mmサイズが約2000円でした。)
発泡素材なので強度のわりに軽いのも利点です。
ちなみにカーボンとかケブラーとは比べ物になりませんからね。しょせん安モンですわ、念のため。(笑)

注意!エンビ(塩化ビニール)は燃やすと有毒ガスを発生します。
切り取ったハギレは必ず「燃えないゴミ」に出すこと!




まずはボール紙を使い、現物合わせで型紙を作ります。

ルーテシア16vはフロントタイヤの前のバンパー下にエア取り入れスリットがあります。それほど熱をもつ物がそこにあるわけではないのですが念のためスリットは半分程、塞がないで残すような形に作りました。
左右対称のものをもう一枚切り出します。

写真左側、黒いのが出来上がったアンダーパネルです。

これに固定用ビスの穴をあけます。今回は強度を確保するため最適な場所に6ヶ所あけました。



これが取り付けた写真です。(ナンバープレートの真下から左前輪へ向けて撮影)

サブフレームの金属部分へは元々あいていた穴を利用してスピードナット&タッピングで固定。フロントバンパー下の樹脂部分へは直接タッピングで固定。(強度確保のため“トラス頭ビス”あるいは“大径ワッシャ”使用)

ご覧のように平面ではなく曲線的に固定しなければならないため金属ステーを細工して知恵をしぼって固定してある部分もあります。詳しくは裏側を見せないと説明できぬのよね・・。ちなみに右と左では止め方を変えなければならない穴が一つだけあります。



右前輪の直前(ホイールハウス下縁)のアップです。
この部分は形が複雑でアンダーパネルとのあいだにかなり隙間ができるので0.5mm厚のアルミ板を使用してぴったり塞ぎました。3ヶ所リベットで止めています。

周りの白っぽく見えるのは後から充てんした接着剤です。振動の多い場所なので接着硬化後も柔軟性のあるタイプを使用しています。

その奥、オイルドレンプラグ用サービスホールに蓋が無かったのでついでに作製しました。白い丸いやつです。回転させれば取り外しできるようにしてあります。




テストドライブのインプレッション。

感想は「うっひっひっひっひ。」です。
予想以上に効果があって喜んでいます〜〜♪
速度を上げていくと約80km/hくらいからステアリングのすわりが良くなります。
直進安定性が向上し、地面にペタリと張り付くようなこの感触はズバラジイです。
まさかこんな程度の空力デバイスでダウンフォースが発生するはずもないでしょうから、今までかなりフロント部にリフトが発生していたということなのでしょう。

ステアリングの細かい修正をする頻度が減りましたのでドライバーの疲労軽減にも役立ちます。

それではもう一度感想を。「うっひっひっひっひっひっひっひっひ」(植木等ふうに)(謎)




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